トラブルの少ないパソコンが欲しい人へ

最近、本気でWindows 95に戻ろかな、と考えています。(こういう商売をしているとなかなかそうはいかないのですが。)

「古いものはイマイチ」というのはこの業界については当てはまりません。よくお客さんに「Windows Meが新しいんでしょう?」とか言われます。その通りですが、お勧めできません。この業界では、古いものほどトラブルが少ないのです。(また、「Windows 2000よりWindows Meの方が新しいんでしょう?」とたまに質問されます。発売時期としてはその通りですが、この2つは比較の対象になりません。Windows NTの後継版がWindows 2000で、Windows 98の後継版がWindows Meです。これら2つの系列は前者がビジネスユース、後者がホームユースと、用途が明確に分かれます。)

どこかで何度か書きましたが、新しいソフトや規格には後々失敗が必ず見付かります。「必ず」です。

プログラマーとしては一応、テストをしますが「数百万人の人間がどのように使うかまでは、テストで検証できない」とのことです。

実際に発売してから「ああ、そういう使い方をするのか。そんなことをしたら動かなくなるわなー」とか「それは想像できなかった、クラッカーに侵入される可能性があるな」とか気付くのです。

そういう想定していなかった「失敗」をこの業界では「バグ」と言います。

発売してから次々にバグが発見され、修正されます。これを繰り返して安定して使える状態に近付いていきます。これはWinodwsに限りません。この世のすべてのプログラムについての宿命です。

ちなみに「バグ」の語源は「虫」です。(英語ではいわゆる「昆虫」ではなく南京虫などのうっとおしい虫を指します。)ですからプログラマーの大きな仕事の一つに「虫殺し」があります。

害虫を完全に駆逐した建築用建材を想像してみましょう。虫がいないということは水分はありません。人間の感覚的で表現すると「枯れて」います。

つまりバグが出尽くした(修正が全面的に終了した)ソフトを「枯れた」プログラムという表現をします。

Windows 98は発売から3年経とうとしていますが、未だにバグが発見されています。「枯れて」いないのです。

これに対しWindows 95のバグが発見されることはなくなりました。発売5年余にして「枯れた」と言うわけです。

トラブルが少ないパソコンが欲しいならWindows 95です。Windows 95は充分に「枯れて」います。

先日、シャレでWindows 95をインストールしてみて改めて感動してしまいました。何と軽いんでしょう(反応が速い)。しかも修正され尽くしているので「どんなバグがあるのか」という心配も無用です。

けんさん、あなたの会社は正しいかも知れません。他人に見せる時、ちょっと(ちょっとじゃない?)恥ずかしい思いをすれば仕事に使うには充分です。

しかし、Windows 95ってインストールが面倒なんです。さらにOffice XPはWindows 95に対応していません。もしかしてWindows 95のサポートを終わらせる気でしょう、マイクロソフトさん。(もう既にやってないかも)

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